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入学祝いのマナー

入学祝いの相場

入学祝いでは学用品は学校指定ですでに購入している可能性がありますので、最近は現金や商品券、図書券などを贈る方が多いです。
相場としては、血縁や相手との関係により決まり、小学校入学の祝いが一番少なく、大学入学祝いが金額が一番多いです。
ただ入学祝いは内輪でのお祝いなので、渡すのは親戚がほとんどです。

友人や知人でも渡すときはありますが、そのような時はよほど深い付き合いをしている時のみです。
そして入学祝いをもらったならば、友人や知人でも同様に入学祝いお祝いを渡すのがマナーです。
ただ基本的には、入学祝いのお返しはせず、あまりにも高額な品をもらうと相手は負担になりますので、相場の範囲で決めるべきです。

・入学祝いを渡す時期

入学が決まったら早めに渡すようにして、小学校や中学校では3月中旬までには渡し、高校や大学では志望校に正式に入学が決まったときに渡します。
入学シーズンは何かと物入りであり、忙しい時期なので、入学前までに日にちに余裕を持って渡した方が、相手への負担も少なくなります。

うっかり入学式を終えても渡すのを忘れたことに気がついたら、その後の何かのタイミングで渡します。
早めに気がついたなら、遅れた旨を伝えて渡しても良いです。
中学入学などのように、卒業と入学を行なうような時期では、卒業祝いを兼ねて入学祝いを贈るのが一般的であり、別途卒業祝いを贈る必要はありません。

熨斗の書き方

お祝いなでのし袋の水引は紅白の蝶結びのものを使います。
入学祝いは子供の成長を祝う行事であり、何度向かえても良いお祝いであり、このため何度も結べる蝶結びを使用します。
ちなみに結婚式では、一度切りという1回しか結べない結び切りの水引を使います。

のし袋の表書きには「御入学」「祝入学」などと書き、下段には贈る人の名前をフルネームで書きます。
水引が印刷されているものを使用しても良く、また表書きや名前も自分で書くのに自信がなければ印刷しても構いません。

そしてご祝儀として現金を贈るときは、必ず新札を用意して包むのがマナーであり、これはあなたのために用意しましたという意味があります。
ご祝儀袋に入れるときは、お札の表を上にして入れます。

遠方に住んでいる方は、入学祝いは郵送することになるでしょう。
現金や商品券などを贈る場合は現金書留で送り、品物は宅配便を使用して送ります。
現金は現金書留でしか送ることは出来ませんので、必ず郵便局の現金書留を使用して送ります。

現金書留の宛名は受け取る本人の子供の名前でも構いません。
ただ小学生などというまだ子供が小さいときは、親御さんの名前も一緒に書いた方が間違いがないでしょう。
現金書留には手紙も一緒に入れられますので、現金のみ送っても相手はなんのことかわかりませんので、メッセージも添えましょう。