一般的なお祝いの贈り物
結婚式や入学祝いなど色々と祈念のイベントはあり、その時に贈り物をするような事もあります。
ただ品物には、それぞれに意味合いがありますので、品によっては祝い事の贈り物としてはふさわしくない物もあります。
・日本茶
仏事に使われることが多いお茶であり、お祝い事の贈り物としては不適切です。ただ最近は直接仏事に関係しなければ贈っても良いとされることもあります。
・履き物やマット
相手を踏みつけるという意味がありますので、目上の方には贈らない方が良いです。
・時計やカバン
勤勉を意味し、しっかり勉強しなさい、仕事をしなさいという意味があります。
このために目上の人に贈るのには適しておりませんが、恋人や家族であれば喜ばれる代表的な贈り物です。
・印鑑
責任を持ちなさい、という意味があり、目上の人や両親以外が贈るような時は注意です。
家族間であれば問題はないでしょう。
・現金
目上の人には親しい人以外には贈るのは失礼とされます。
現金にちなんだ商品券なども同じであり、注意しないとなりません。
また入学祝いや結婚式などに現金を贈る場合は、ご祝儀袋に入れて、必ず新札を用意し表を上にして入れます。
さらには使用する水引も、入学祝いや結婚式では違いますので、気をつけないとなりません。
結婚式では金額は割り切れない数字が良いとされますが、最近は気にしない人が多いです。
・櫛
櫛はくしになり、苦や死を連想させるので、縁起が悪いとされます。
使用するとかけることもあるので、プレゼントにはふさわしくありません。
・包丁やナイフ
切って使用する道具であり、縁が切れるに繋がりますので、プレゼントにはふさわしくはないですが、料理人の方にプレゼントするなど、相手が希望する場合は問題ありません。
・鏡や陶磁器
割れることがありますので、就職祝いや結婚式でのプレゼントにはふさわしくありません。
ただペアグラスなどは結婚式での人気のプレゼントとなり、あまり気にしなくなってきています。
ただし鏡は割れる以外にも色々由来や言い伝えがありますので、プレゼントとしては避けるべきです。
・白いハンカチ
別れを連想させるので、プレゼントにはふさわしくありません。
お見舞いの品
・鉢植えや花
鉢植えは根付くので眠付くを連想させて良くありません。
シクラメンも死や苦を連想させ、椿は首が落ちる、菊は葬儀を連想させる、赤い花は血を、アジサイは色があせるのを連想させるので避けるべきです。
・パジャマやタオル
長期入院では眠付くをイメージさせて良くないです。
・4と9
4と9は死や苦を連想させるので、現金などを贈る場合は気をつけましょう。
そして偶数は仏事で使う数字であり、出来れば奇数で贈るようにした方が良いです。