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結婚記念日のマナー

節目にふさわしい贈り物

結婚記念日は欧米から伝わった習慣であり、年数ごとに結婚記念日でも呼び方があります。
日頃の感謝や愛を気持ちで表す時であり、夫婦間でもお祝いをしますが、銀婚式などの節目の年になると、家族や親戚などが集まりお祝いを行います。
このような時にお祝いに呼ばれたとしたならば、やはりふさわしい祝いの贈り物を持参するべきです。

それぞれの結婚記念日の年には名前が付いており、意味が込められています。
1年目は紙婚式となり、そこから75年目まで名前があります。
たとえば結婚4年目は花婚式と呼び、このような時には花束をプレゼントしても良いかもしれません。

節目の年となる、10年目は錫婚式、20年目は磁器婚式、30年目は真珠婚式となり、やはりその呼び名にちなんだプレゼントが喜ばれます。
15年目までは毎年呼び名があり、15年目からは5年ごとに結婚記念日の呼び名があります。

ただ名称はあくまでも参考程度にしておき、実際にもらって夫婦で嬉しいような品をプレゼントした方が喜ばれます。
定番の品となると、ペアの食器などがあり実用的です。
やはり夫婦としてどのようなものをもらったら嬉しいのか、ということを考えてプレゼントの品は選びます。

贈り物の贈り方としては、結婚記念日当日お祝いの会が開かれるならば、お祝いの席で渡します。
遠方に住んでいて出席できず郵送するとなると、結婚記念日当日か祝宴の時に間に合うようにします。
夫婦どちらかからならまだしも、結婚記念日の品として現金を贈るような方はいませんので、何かプレゼントの品を贈りましょう。

贈り物としてふさわしくない物

贈り物としては死や苦を連想させるものは選ぶべきではなく、櫛などがそれにあたります。
弔事に用いられるお茶、手巾の文字から手切れを連想するハンカチなどは、結婚記念日の品としてはふさわしくありません。
2人の仲を裂くようなイメージを連相させる包丁やハサミ、割れやすい陶磁器なども避けた方が良いです。

何を贈ればいいのか、相手の趣味などがわからないということもあり、プレゼントの品を選ぶのに迷うこともあるでしょう。
そんな時は、キッチン用品など毎日使えるような実用的な品を贈ると喜ばれます。
日常生活の中でさりげなく使えるようなものや、生活するには必要な品などを選ぶと、相手も喜ぶことでしょう。

中には結婚記念日を子供達などが計画するようなこともありますが、やはり夫婦二人でゆっくりと過ごしたいと考えることも多く、特に記念日となると二人だけで過ごしたいと思うことも多いです。
祝宴などを開くとしたら、夫婦の負担にならないように考え、贈り物を贈る場合は、まずは相手が喜んでくれるかどうか、考えてから品を決めましょう。